海川山の環境をについて考える
山について考える。
趣味で投げ釣りや淡水魚捕獲、飼育などをしていると環境について敏感になってくる。
まずは最上流の山、昔は広葉樹の山を貧乏山などと言って居たらしいが広葉樹の山があると山が肥、
山崩れが起きにくくなり動植物の多様性が保たれるが現代の山は奥に行けば行くほどに植林され
単一林になっている、単一林になると木の下は光が届かず他の植物が育たず、
保水性が無くなり谷の水が涸れやすくなる。
そのため動物達の食料不足がおき人の減った里を荒らす結果になっている、
まあ山の頂上付近だけでも広葉樹を残せば木も良く育つだろうと思います。

単一林になると山の地滑りが起きやすくなり、そこで渓流に何重にも堰堤を作り地滑りを防ぐ、
一度堰堤を作ればそこで生態系が分断され一度下流に流された生き物は
二度と上流に行けない物がほとんどになってしまう。
なっとくが行かないのは下流に人家が無くても堰堤を作ること、本来傾斜のきつい山は多少なりとも崩れる物で、
崩れるのが自然でそこに堰堤を作り防いでも意味がない、
下流に人家や道路が無ければ崩れたままでもかまわないように思えるが?。

知らない人が多いと思うが日本の山の中の沢は堰堤が一杯有るのです、
まあ下流に人家や道路があれば守るためにしかたがない面も有ります。

川について考える。
山に広葉樹が多いと良く肥えた水が川に入り水性昆虫を育て、それを食べる魚が増える。
しかし現代の河川にはかなりの問題が含まれている、まずは基本的な考えはその川に対する集水区域、
簡単に言えばその川に水が集まる地域の広さ。
に何年確率まあ100年とか200年過去の間ににどのくらいの豪雨があったか調べ面積を掛ければ水の量が計算出来る、
その水を流すだけの断面積がいるので川の大きさが決まって来るのです、
その形を決めるのが大問題コの字状の断面にすれば一番幅が少なくてすむので用地の買収面積が小さくなる
と言うことは費用が安くなる必然的にコンクリートブロックの護岸や水路で言えばプレハブ水路ができあがるのです。
線的に考えれば直線あるいは円弧で最短距離を考えれば水が良く流れ面積が減る=費用が安く上がる
と言う効率的な水路ができあがる。
もう一つ水路の距離を短くすると水路勾配がきつくなる、それを緩和するには落差工を作らなければならなくなる、
と言うことは階段状水路あるいは河川ができあがる、それに底が平らな最悪はコンクリートの河川や水路、
これが現代の河川や水路を作る時の考え方になっている。

いわゆる基本理念が間違っているとゴンベッサは考える。
本来河川はくねくね曲がり底はデコボコ瀬有り淵有りゆったり流れる姿が本当の姿、
何故これが良いかは曲がって距離がとれれば勾配が緩くなり
落差工などいらなくなるしデコボコ距離の長い河川は鉄砲水が出ぬくく水がゆったり流れ海への負担も軽くなり、
生物も遡上が楽に出来隠れる場所が出来、生物多様性保持が出来るのです。
しかし理想ばかり言っても現実は最悪の状態になっているが最悪でも三面張り水路はやめて欲しい、
底を蛇篭かブロック張りにする、今のままのブロック護岸だと危なくて子供が近寄れず川遊びが出来ない、
まあ大人でも落ちたらかなり危険だし上がれない、川の周りに柵を作ったり、よい子は遊ばないの看板が立つようになる。
護岸は理想は土水路だが法勾配が緩くなり河川幅がかなり増えなかなか現実は難しいが蛇篭なら出来そうだ。
落差工も蛇篭かブロックによる階段状に作れば魚も遡上出来ると思う、
でないと現実は落差工の上流は極端に魚が減るハゼやエビは落差工を登るので上流にも居る。

海について考える。
肥えた山の水が川をゆったり下り、川海の微生物を育み河口に干潟を作り水を浄化して多様の動植物を育てる。
しかし山海共に現実は厳しい、しかし海はなお厳しい埋め立てである、
浄化作用をし小魚を育てる干潟を埋めてしまうのだ。
それも公共機関が行っている、海は国民の物なのに勝手に埋め立てて企業に売り払う、
海に出ることも出来なくなっている。
海はみんなの物だから埋め立てた場合でも最低限海からなんmかは国民に返すべきだ。
最近の海は埋め立てにより浄化できず赤潮や青潮の派生で湾内は大量の魚や貝が死ぬことがありとても悲しい事です。
外洋でも河川のダムや用水の取水により、水が減り砂が減る、そして砂浜が痩せていく現象が起きている。
一つ突堤を作るとそこで砂の流れが止まり反対側の砂浜が痩せていく、砂の流失を防ぐ為にテトラポット入れると
亀が上がれなくなったり人が海に出られなくなったり景観も悪くなる、
一ついじると他が壊れ又これを修復と言う悪縦貫にいたる。
山を良くしないと、川を良くしないと、海を良くしないと、川が海がだめになる。

TOP