のんほいゴンベッサ

世界らん展日本大賞2011 東京ド−ム 探訪記-蘭を買う

世界らん展日本大賞2011 東京ド−ム 探訪記-2   フラワードーム2011 あいち花フェスタ 名古屋国際蘭展 探訪記    
 のんほいゴンベッサ 23年3月6日〜月日


のんほいゴンベッサ   世界らん展日本大賞2011 東京ド−ム 探訪記
2011年2月27日
東京ドームは蘭の売店が沢山あり、世界らん展日本大賞、最大の楽しみなのです。
ゴンベッサの狙いはとにかく最終日に普段買えない蘭を安く買うこと。
最終日は外国の店にとっては売れ残り持ちかえるのは困る店が多いので安売り投げ売りが始まり
それを期待して買うのです。
それでも安くする店しない店があり、値段交渉の過程がかなり楽しい、まあ値切って買うのが好きなのです。
狙いは台湾、東南アジアの店、南米系は値段交渉が難しいし蘭の値が高くて手が出な事が多い。
日本の店は値を下げないとこが多いし、蘭友会や豊橋近辺の蘭園の方がかなり安いのでほとんど手が出ない。
まずは昼前にKEEREE ORCHIDSをのぞくここ数年ここでは購入したことがなかったがバルボの面白そうなのが目に入った。
KEEREEの売っているものは毎年似たような物が多かったのでほとんど見るだけが多かったが今年は面白そうだ。
最近バルボがブームか去年は高すぎてドームでは手が出なくてバルボがだめなら他があるさと他の蘭を買った。
阿部蘭園で聞いても仕入れに来る業者はバルボが多いと聞いた。
3株3000円1株1500円と言う、面白そうなのを4株探し出し値段を聞くと「4500円」との返事にビックリ
普通この世界株数が増えるほど安くなるのが常識なのだが頑固に言い張る。
仕方がないので3株にして3000円支払う。
Bulbophyllum(Bulb.)annandaleiアナンダレイ、Bulbophyllum(Bulb.)affineアフィネ(クスクスラン)、Bulbophyllum(Bulb.)repensレペンス

Bulbophyllum(Bulb.)annandaleiアナンダレイ
最近人気のあるバルボの品種の一つでタイ,マレーシア原産。
なかなか手に入らなかったので1000円なら嬉しいお値段。
Bulbophyllum(Bulb.)affineアフィネ(クスクスラン)
奄美大島、台湾、中国南部、 ヒマラヤ、タイ、 インドシナ原産
ネットで調べると絶滅危惧種で幻の蘭らしい。
Bulbophyllum(Bulb.)repensレペンス
タイ原産。まるで苺を思わせるような小花の集合体をつくる、
非常にかわいいバルボ、写真では時々みかける。
まあこの三株で3000円ならかなりのお買い得。
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次にのぞいたのはマレーシアの黄龍山蘭花園ココは一昨年買っているが根が渇ききっていてかなり活着率がかなり悪かった。
今年は根もかなり保護してある、バルボをみるとかなり珍しい物が結構ある、値段を見るとけっこう値を下げているように感じられたが
ここからが勝負、Bulbophyllum(Bulb.)lasianthumラシアンツム2500円、Bulbophyllum(Bulb.)reticulatumレティキュラツム1500円
Bulbophyllum(Bulb.)membranifolium2000円計6000円だがかなりの珍品なのでこの値段でも安いと思うが交渉すると
お金でまけるかもう2株つけるかと言うので株の方にする、Bulbophyllum(Bulb.)subumbellatum2500円をつかむ「それは高いので1株」と言ったが
Bulbophyllum cleistogamum1500もつかんでしまった。
最終日なのでこれでと強引に出すと、うなっていたが商談成立5株6000円なので一株1200平均で珍品が手に入った、流石最終日のご利益。


Bulbophyllum(Bulb.)lasianthumラシアンツム ジャワ、スマトラ、ボルネオ、マレーシア
などに分布する。着生種。 標高1200mくらいまでの湿った低地低山の、
森林の日陰の木々や岩に生育する。 どっしりとした総状花序を横へ、垂らしぎみに咲く
かなりの珍品だがネット上の写真でしか見たことが無い、ゴンベッサの所にある
spと外観はそっくりだが新芽が出ないと同じかどうか不明。

Bulbophyllum(Bulb.)reticulatumレティキュラツム
大変葉っぱの葉脈が美しいらんです、前に一度枯らしている
再挑戦です。

Bulbophyllum(Bulb.)membranifolium メンブラニフォリウム
直径は2.5cm程度。唇弁以外の花被片が同じ形のようです ボルネオ(カリマンタン)島、
マレーシア、フィリピン、スマトラ島に分布しています。

Bulbophyllum(Bulb.)subumbellatum

Bulbophyllum(Bulb.)cleistogamum

以上5点で6000円これは超安値でゲットできたと考える。

次にセント.ポールズ.オーキッズをのぞいていたらふと見ると見覚えのある顔が
蘭を物色している、なんと神戸の伊東さんではないか、久しぶりの対面
あいさつをし、しばらく話をしてから分かれる、多分伊東さんも粘るし
ゴンベッサも何周もしてねばるので、もう一度くらいは逢いそうな感じがする。
これで1時を過ぎ観客席でビールセットを買い休憩、安くバルボが手に入った
のでビールも美味い、伊東さんは1株1000円以上出さないとネットで宣言
している友人ですが、1000円までと条件を付けると意外と難しくなるように思えるが
それでずぅーとやっている、ごんべっさもけっこうケチケチで買っているが
条件は付けていない、だけど今日も最後になってみないとわからないが
平均すれば1000以下になるかな?
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プラプラ歩きながら台湾店をのぞくとほとんどの店が胡蝶蘭やカトレアを主力商品で安売りを始めている。
まあ台湾は温暖な土地なので胡蝶蘭やカトレアが育てやすいのだろう、
精華蘭園を覗くと隅にCattleya(C.) maxima var semi-alba`La Pedrena` SM/JOGA
の苗が3500円で置いてあるmaxima var semi-alba写真付きなので見ると美しい、
いくらにまけるか交渉すると「2000円」と言う、「う〜ん1500円」と言ったら成立。
まあカトレアの価値自体ゴンベッサは良くわからないが、南米の店でみると
かなり高価なものらしい、半値以下に値切っての値段で1500円
もするのだから良いものだと思う。

去年買った店を覗くと売っている蘭が同じなのでなかなか買うものが無い
しかし今日はもうだいぶ買っているので、焦って買うこともない。
のんびり回り良くて安い物があれば買えばよい。
しかしこうして好きな物を買うのはかなり楽しい、ストレス解消になるが
帰ってから別の病の金欠病になりそうだ。
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台湾の上品蘭園を覗くと隅の方に原種蘭が置いてあった、見るとPodangisポダンギスdactylocerasダクチロケラスとCoryanthes
が目に入ったPodangisの方は蘭友会の展示でも時々出るが、いざ買うとなれば難しい、Coryanthes(バケツラン)
はほとんど見ることもない元値は覚えていないが両方で3000円まで値切った。
Coryanthesは原種だが家に帰ってみたが名札が付いていなく種名がわからないまあ花が咲けばわかるが、咲かせることが出来るかが問題です。

Podangisポダンギスdactylocerasダクチロケラス 西アフリカのシエラ・レオネ〜アンゴラとウガンダまで分布する。
白く透き通るような小さな花が房になって咲く、大変にあいらしい花。
Coryanthes(バケツラン)熱帯アメリカ原生
熱帯雨林の高木に着生し奇妙という表現しか当てはまらない花で、バケツ型の唇弁に蜂を落とし受粉して種子を残す。
花びらや蕚片は、開花とほとんど同時にしょぼくれてしまいます。
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売店の隅の方で客の少ない台湾の麗城蘭苑を覗いたたら一鉢カトレア斑入りの美しい株が目に付いた、値段を見ると8000円値切ってもとても
手の出る額ではないので行こうとすると女店員が安くすると迫ってきた、最初は「5000円」次に「4000」と値を下げてくる。
それでも手が出ないので黙っているとRenanthera(Ren.)レナンセラphilippinensis ?属名しか書いてないが原種だと言うので(写真で赤花)
philippinensisだと思はれるのを付ける(昨日は2500円今日は1500円までさげている)と言う、うぅぅぅ〜と考え込んでしまった。
それなら「いくらならいいと」聞くので「3500円」と言うと「3800円」と言ってきた。
まあこれ以上は無理だろうと3800円で手を打った。

Cattleya(C.)Moscombe モスコーム x Sedlescombeセドレスコンベ、ネットで調べると楔形の模様が入るカトレアらしい
どうもカケ戻しの交配のようでSedlescombeセドレスコンベの血を濃くする為のようだ。
斑入りの個体を育てるのは初めてです、ちょっと高かったが仕方がない、まあ8000円の値札にはビックリしたが。
Renanthera(Ren.)レナンセラphilippinensis ?かsp?写真は赤の濃い色だったRenanthera(Ren.)は豊橋でも結構高い。
この2株で3800円かなり安いと思うが、やはり最終日は買い物には最適だぁ〜。
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今日はもう良いかなと思えるくらい買った軍資金も底をついてきた、ムンディフローラ(ペルー)を見るとおばさん達が買いあさっている、
どうも雰囲気が違うので覗くと、全株一律1000円の安売りになっていた。
ここの蘭達はさっぱりわからないし、標高の高い所の物が多いので、夏枯れる物が多い、今回は南米物は敬遠していたが、1000円なら
博打を打っても悔いが無い、Dichaea ( Dich.)ディカエア morhii 6000円の値札が付いていた、ネットで調べても
少し出てくるだけで良く分からない。
Maxillaria(Max.)dallessandroiこちらは写真があったが、ネットの検索はほとんど出てこない、まあ謎の蘭達です。
今年の夏が越せれれば良いが確立3割か?な。
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ココまでに15株も買ってしまい、
大満足でまだふらふらと覗きながら歩くとまた伊東さんに逢った、
伊東さんも収穫の袋を提げているがゴンベッサよりはかなり少ない、
「まだこれから最後の方に賭ける」といっている。
ゴンベッサは何度目かの休息に観客席に行く。
売店の方を眺めると人の波にあふれかえっている。
休息している人たちも蘭の袋を抱えている人が多い。
蘭の展示場より圧倒的に売店の方が人が多い。
最終段階に入り台湾の店は大きな声で何株1000円とかの
売り声が高く大きく響いてくる。
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前に買った上品蘭園を覗くと安くすると言う、AerangisエランギスcitrataシトラタとDendrobium(Den.)spを見た。
「この2株で1500円する」一声に負けて買ってしまった。
Aerangisエランギスcitrataシトラタ白い花で下垂姿はとても可憐だ、自生地マダガスカル
Dendrobium(Den.)sp は平らなバルブで色が赤っぽい変わったDen.だ。

もう雰囲気負けて買ってしまっている、さいきんイロイロ嫌なこともありストレス解消に爆発してしまったようだ。
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また休息を挟みフラフラ回っていると蛍の光が鳴り始めた、台湾の佳埼蘭園が投げ売りで3株1000円と声を張り上げている。
ココは原種はないが斑入りの胡蝶蘭あるので覗くとDoritaenopsis (Dtps.) Sogo Vivien x sibling ソーゴビビアン 斑入り大小2株
Doritaenopsis (Dtps.)Tyina Shin Spring Pixieの内2株蕾付き1株小さいのでDendrobium(Den.)Golden Blossom斑入り苗
の4株にしてもらう、4株1000円。
これで最後だ。


帰ろうかと歩いていると店から声がかかり素焼きの3号鉢7個ただでいただいた。
計算してみると21株21800円1株平均1038円で1株1000円にはならなかった。
買った内容はかなりの珍蘭希少蘭でネットで調べる限りではかなり高額な物が多かった。
やはり蘭を買うなら最終日が安く買えるのでケチケチで沢山買うならこの日が良い、それにしても東京ドームは
売店の数が多く、これだけの蘭の店が集まるのは世界最大級かなーなどと考え帰路に就く。
東京駅でバームクーヘンのお土産、弁当ビールを買って新幹線の光に乗り込む。
あぁ〜疲れた、ビールが体に回り気持ちがいい。