Bulbophyllum を考える。

Bulbophyllum Section Pahudia

Bulbophyllumは大好きなランの一つなのです。
Section PahudiaはBulbophyllumの中の一つのグループ属の下に位置するのは亜属になるのかなー?学者ではないのでいまいちよく分からない。
代表的なのはBulbophyllum binnendijkii(緑花)、   Bulbophyllum binnendijkii(赤)がある、今注目のBulbophyllumで手の平大の奇っ怪な円盤
のような不思議な花を咲かせる、近年入ってきたものでそろそろ趣味家の所でも開花がみられるようになってきた。
豊橋では最初阿部蘭園にspで3種混ざって入ってきた、Bulbophyllum. binnendijkiiビンネンディジキー Bulbophyllum uniflorumユニフロラム
Bulbophyllum sp-20(104) pahudii? 、binnendijkiiとuniflorumはすぐに新芽の色で見分けが付いたが pahudii?はなかなかuniflorumと見分けがつかず
ほとんど数も少なくuniflorumで売られてしまった、pahudii?はまだ未開花なのでpahudiiで名前があっているかどうかは判断はついていないが
あっているなら、sulawesiiが円上に並んで咲くような奇っ怪な花形がHP上でみられる。
最初阿部蘭園に入った時に(平成14年)上手に3種を見分け買うことができたがbinnendijkiiは株が小さく平成19でもまだ小さい
二度目に入った時(平成15)山採株の大きいのを買い開花サイズまで大きくなったが軟腐病が入り新しいバルブが次々と腐ってしまい
現在は(H19)で新芽で再生中。
H18年国際蘭展名古屋ドームでBulbophyllum virescensヴィレッセンスを売っていた国内の蘭屋さんとだいぶ話し込んだ
名前はviriscensになっていたかどうかは覚えていないが、株はbinnendijkiiと見分けがつかないので何処で見分けるか聞いた所
新芽にbinnendijkiiは赤色のスジが入るがvirescensは緑のスジだけで赤が入らないと言っていた、花はbinnendijkiiによく似ているが
チョットbinnendijkiiをスマートにした感じの花でかなり美しい、それから阿部蘭園でbinnendijkiiの中からviriscensを探そうと
5株を買い足し現在7株を育てているがいま阿部蘭園に残っている株は小さな株しか残っていないのでいつ咲くかは分からない
しかし値段は安いので負担にはならない。
最近HPをみているとviriscensの中にも赤花を見つけどうも新芽の色だけでは判断がつかない様な気がして写真をよく見ていると
binnendijkiiの葉はトランプのスペードの葉のように幅広くチョット葉の付け根から下がりぎみ、
virescensは葉の付け根から斜め上を向きスタイルがよい、もっともバルブが写っている写真の数が少ないので確定はできないが
現在binnendijkii7株あるのでいろいろなタイプがそろっている、幅広タイプ緑、細いタイプの緑と赤などbinnendijkiiが咲くかvirescens
が咲くか楽しみなのです、 pahudii?も二株あり一株はかなり大きくなっている、これもどんな花が咲くか待ち遠しい。
uniflorumの他はみな未開花株、全部で4種10株咲くまで育てられるかかなりの興味を持っている。



section Macrobulbon Schltr.


代表的な種にBulbophyllum phalaenopsisがある上手く育てれば葉の長さが2mにもなるというオバケ蘭、花は嘴のようで腐臭がする多分蝿を呼ぶ為の臭い。
見分け方が花だと花に毛が生えている、新芽が緑バルブが丸い、他の種より葉の幅が広い、昔はBulb.giganteumと言われていたようだ。

Bulbophyllum spiesiiこの種も同じように巨大化するが花に毛が無く嘴が長く花数が多く新芽は濃いピンクphalaenopsisとspiesiiはHPで検索しても
ほとんど今書いた特徴のものがでてくる。

問題はBulbophyllum fletcherianumなのです、HPで検索すると上の二種の特徴を持つた写真が混合で出てくる、
fletcherianumの特徴は新芽が薄いピンク、バルブは楕円花数がspiesiiより少ないなど。

筑波実験植物園研究報告に
従来"Bulbophyllum fletcherianum"として栽培されてきたニューギニア産の植物を検討したところ,くちばし状に合わさった萼片を特徴とする未記載分類群であることが判明した。
筑波実験植物園の計画,建設,運営に尽くされ,またアジアと南アメリカのラン科植物の分類学的研究に寄与された橋本保氏を記念し
Bulbophyllum hashimotoi Yukawa et Karasawaと命名した。
本種が属すsection Macrobulbon Schltr.には,現在まで他に6種, B. macrobulbum J. J. Sm., B. fletcherianum Rolfe, B. phalaenopsis J. J. Sm.,
B. spiesii Garay, Hamer et Sigerist, B. cruentum Garay, Hamer et Sigerist, B. agastor Garay, Hamer et Sigeristが知られている。
これらの種について再検討した結果,B. spiesiiはB. fletcherianumの異名として扱うのが適当であることが明らかになった。

と書いてあると言うことはspiesiiと fletcherianumは同種となる、多少の差があるのは山違い程度の物になりHPに沢山乗っている毛が生えたfletcherianumは
みな phalaenopsisになる可能性がたかい、豊橋蘭友会の中でもかなり意見が分かれるが、花に毛がある、無しで分かれるような気がするがどうだろう?
多分ゴンベッサの持っているBulbophyllum fletzerianum (シマニス.オーキッズ.ナーセリー)で買った物とBulbophyllum phalaenopsisファレノプシス(146)2005/9/4蘭友会で購入
giganteumの名前で購入した、fletzerianumは葉が広く新芽が緑、同じ所で買ったのがHP出ていて花に毛があった、ことにより phalaenopsisと考えて良さそうに思う
giganteumで買ったのもphalaenopsisだと思います。
名古屋ドーム買ったBulbophyllum fletcherianumは一応新芽がピンクなのであっているような気がする。

2010/10/3蘭友会(配布苗)でBulbophyllum giganteumの名前で出てきた、最初はBulbophyllum phalaenopsisと考えたが
新芽が出てきて色を見るとピンクがかっている、はっきりは花が咲いて見ないと分からないがBulbophyllum fletcherianumの可能性が高い
今までゴンベッサが見たBulbophyllum giganteumは皆phalaenopsisの花が咲いていたが、昔輸入された時はこのタイプのBulbophyllum
の総称を皆Bulbophyllum giganteumの名前にしたのではないかと想像出来る。
phalaenopsisが格段に多いために、ほとんど見られるのはphalaenopsisの花が咲くように思われる。
蘭友会の仲間から聞いてもBulbophyllum fletcherianumの名前で購入してphalaenopsisの花が咲く事が多いと良く聞く。
蘭屋さんの話でもfletcherianumは偽物が多いと聞いたことがある。
ネットで検索をかけてもBulbophyllum fletcherianumでは二種類の花が出てくるのはこのためと思われる。

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